12月25日夜に、特急いなほ14号が羽越本線の砂越-北余目間で脱線転覆した。
27日夜現在で5名の方がお亡くなりになり、行方不明者がいないかで捜索を行っていると報道されている。
航空・鉄道事故調査委員会等においての調査結果がでていないので勝手なことを書くのを差し控えたい。
今年4月の尼崎事件以降、鉄道利用者の鉄道会社に対する考え方が大きく変わった。
利用者は、よりよいサービスを鉄道会社に求めていた。それを価値判断材料としていた。
鉄道会社は、利益をあげる為に行っていた。「本業」である鉄道で利益をあげることが難しくなってきたので、「副業(兼業)」部門で利益をあげる為に力を入れてしまったこと。要するに「サービス」優先の「安全」はその次ということで「安全」を疎かにしていたことである。
「安全は基本でできていて当たり前」という考え方が根底にあり、「事故は起こらないだろう」と思っているから事故が起こってからでは遅い。
今頃、お客様へのサービスに力を入れている鉄道会社は論外である。未だに安全への意識と危機管理能力がないことを証明している。
この1年は、安全について問われる年になった。来年は安全である年であることを祈りたい。
最後に、犠牲者の方のご冥福をお祈りします。
編集長