4日に投開票が行われた愛知県知事選挙だが、結果は現職が対立候補に僅か7万票差で勝利した。
今回の選挙でひとつ気になったことがある。
柳澤厚生労働大臣の「女性は子どもを産む機械」発言が選挙の争点に置き換わってしまったことだ。
この選挙が国政選挙であれば、柳澤発言を争点にすればいい。愛知県知事選挙には、全く関係ないことである。地元の経済・財政・くらしといった身近な問題を争点にしないといけないのに。野党がとった戦法には疑問符がつく。
野党民主党が「知事選での原則相乗り禁止」というルールを作り、与党自民党と戦う姿勢を打ち出したことは評価できる。国レベルが与野党対決なのに、地方レベルは共産党を除くオール与党体制では馴れ合い政治にしか思えない。候補者が増えることで有権者に対する選択肢が増えることに繋がり、投票率が上がる要素になる。