我が阪神タイガースの藤川球児が、アメリカ大リーグシカゴカブスに入団することになった。
藤川球児の存在を知ったのは、第79回全国高等学校野球選手権大会だった。
実兄である順一さんとの兄弟バッテリーが話題になった。野球をするのに生まれてきたんだなあと思っていた。親父さんが草野球ノーヒットノーランを達成した翌日に生まれたから球児と名付けたそうだ。
その藤川球児が98年のドラフトでタイガースから1位指名を受ける。
大阪の大学に通っている上原・二岡は、金満球団の攻撃で獲得できず。
高校野球で活躍した松坂大輔を指名することもなかった。
翌日の日刊スポーツは、藤川球児が一面で中学校の同級生だった広末涼子さんからの直筆手紙が掲載されていた。大物ルーキーではなかったのは事実。
2002年9月11日にプロ初勝利。背番号は、入団当初の30でなく92だった。
球児の著書で2003年オフにトレード候補になっていたのを岡田新監督が引き留めた。岡田監督の目は間違っていなかった。高知商業の先輩である中西清起さんが一軍投手コーチになったのが大きい。中継ぎ・抑え投手陣をSHEとJFKを整備しリーグ優勝。その中で藤川球児を一躍有名にさせたのは、清原和博が試合後のコメントだった。
中継ぎから抑えに転向となったのが、2006年交流戦終了後に久保田のアクシデントだった。8月の松山遠征後に登録抹消され、27日の巨人戦のお立ち台で涙を流してしまった。
LINDBERGの「every little thing every precious thing」が甲子園で流れると周りは「球児が出てきたからこの試合は安心できる」という気持ちかもしれませんが、私は涙が出てしまう時があります。遠山さんが出てくる時とだぶってしまうこともあります。ファンは、絶望から這い上がり復活したのを知っています。
元々は、陸上の高野進さんを応援する歌だったのですが、藤川球児が登場曲で使用した途端、ジャケットを球児に変えて発売。今や、甲子園での定番になっています。
藤川球児が背番号22を背負うのに抵抗がありました。タイガースの背番号22は、田淵幸一以来木戸克彦・関川浩一・中谷仁と捕手がつけてきました。投手が背負うイメージがありませんでした。球児の番号としてイメージを変えてしまいました。
2012年9月15日の巨人vs阪神(東京ドーム)が藤川球児の最終登板試合になってしまいました。この試合を生で見ることができたのは幸せでした。
甲子園のファンに申し訳ないと思い、ファン感謝デーで藤川‐矢野のバッテリーが復活し、打者金本にホームランを浴びてしまいました。ビジターユニフォームからホームユニフォームに着替えて意気込みが伝わってきました。
本当にありがとう球児
